古備前の細工物などは、永年の経過に伴いどこかが欠けたり壊れたりしているしているものです。
たとえば布袋さん、突起しているところといえば団扇、足先などですね。どうしても団扇は薄い上に、あとから本体に接着するため、よく欠けたり外れてしまったりします。作り手にとって残念なことですが、形ある物はいつかは壊れるものです。といってもそのままにしておくのも可哀想で何か痛々しく感じます。そこで修理です。修理をすれば見違えるほど見た目が良くなります。修理前、修理後の例をいくつかご紹介します。
詳しいことはわかりませんが、おそらく明治頃の作ではないでしょうか?二宮金次郎です。残念ながら制作時に接着したところが取れてしまっています。この作品もとても素晴らしい作品です。元どうりに直してみましょう。
ご家庭に壊れた古備前細工物ありませんか?
かたちから見て江戸期は、あると思います。全長は3寸6分です。型は、素晴らしいものを使っていますが、仕上がほんの少し雑です。ヤフーオークションで安く購入しました。耳は、
阿 吽片方ずつ 尾は、両方とも半分しかありません。吽の片方の足に賭けがありました。両方とも底に、がたつきがあり傾いていました。
古い備前の狛犬1対 高さ11cm
底の傾きを直し、尾をつけ線引きで尾の線を引き耳をつけました。
古い備前の狛犬1対 高さ8cm
私のコレクションが1つ増えました。かたちから見て江戸期は、あると思います。全体的に素朴な感じですがよく出来ています。全長は2寸7分です。型抜きで作られています。壊れた型を修復して使っています。型抜きのしわが所々ありほんの少し雑です。仕上のとき線引きのようなもので細かなサークル模様や足の毛の線をつけていますがこれが見事です。かなり手馴れた匠の仕事です。私よりは、数段レベルが上です。これもまたヤフーオークションで安く購入しました。耳は、 阿 吽片方ずつ 、尾は吽の先がありませんでした。それと阿の向かって左の上牙が右の3倍近く大きくバランスが取れていませんでした。これらを全部修理しました。
古備前細工物 修理 直し